レースドールとは

レースドール

“レースドール”は18世紀、ヨーロッパの陶芸地として名高いドイツのマイセンやドレスデンで王侯貴族への献上品として製作が始まり、当時の貴族間で装飾品として愛され育まれてきた伝統的陶磁器人形。

磁器粘土でできた人形型に、レースや布に特殊な液状磁器土を染み込ませて飾り付け、1,200度前後の高温焼成を重ねて布地を焼失させ磁器土だけを残す技法で、レースの持つ繊細かつ優雅な質感をそのまま陶磁器で表現し、当時の貴婦人の服装を再現した工芸品。

レースをいくえにも重ねて着せていき、手びねりの陶花や飾りを付けて仕上げ、焼成後に上薬やチャイナペイントでの絵付けをほどこし完成させたレースドールは、宝石のように優美に輝き、見る人を魅了する芸術品です。

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